ロンドンオリンピック2012 視察レポート【3日目】
【3日目】
午前7時30分、ホテルロビーにて当日の視察内容の打ち合わせを致しました。
午前8時にホテルを出発。

9時エクセル会場到着致しましてエクセル会場内を視察。この施設では柔道、レスリング、卓球、重量挙げなどが開催されます。通常は見本市や世界モーターショーなどの大規模なイベント会場なのだそうです。日本でいえば幕張メッセやビックサイトの様な施設でありますが、その規模ははるかに大きなものでありました。

内部の視察では一番北側で行われている柔道会場を視察致しました。10時20分、エクセル会場を出発致しました。

11時より選手村を外より視察。徒歩10分のところの日本選手団専用の「マルチサポートハウス」を視察致しました。「マルチサポートハウス」とは日本が今回のロンドンオリンピックで初めて対応している施設です。施設内容は、各選手のリフレッシュ、映像による分析、各自のトレーニング、瞑想、、身体を休める、などが可能な施設です。加えて選手村の選手の食事を補う為の日本人の調理師・栄養士によりましての日本食の提供です。これらの縁の下の力持ち達による「各選手が今まで抱えてきた問題を補う!」そういった大切な支援施設であります。今回の日本の成果につながるものと期待すると同時に、今回の支援がこれからの日本のスポーツ界における、トップアスリートの育成、支援に結び付くものであると感じました。

午後0時30分、マルチサポートハウス脇のレストランにて昼食。

午後1時、オリンピック施設を視察。ウエストフィールド・ショッピングセンターからのメイン会場周辺の視察を致しました。ウェストフィールド・ショッピングセンターの7階からはメイン会場やベレドローム(自転車会場)や選手村が一望出来ました。




ストラトフォード・インターナショナル駅ではジャベリンオリンピックラインの発着駅を視察致しました。 ジャベリンオリンピックラインとは欧州初の日系メーカーが製造した高速鉄道であります。各車輌にはイギリスのメダリストの名前が付いているそうだとか。にくい演出ですね。開催期間中はオリンピック関係者がジャベリンオリンピックラインにて優先的に選手村や会場の行き来が出来る路線であります。

その後午後2時より1時間かけて自治体国際化協会へ移動を致しました。

自治体国際化協会ではブリーフィング。
海外招致活動の協力要請を致しました。








16時30分ギルドホール、レドンホールマーケット周辺のマラソンコースの視察。
旧市街地や旧市場周辺のコースは舗装されずに石畳となっているエリア。直角に曲がる箇所が点在する難所である。
石畳は何百年前からの石畳であり角が丸くなり凹凸が驚くほどあるのでありました。選手にとっては、まさに難所であり身体に対する衝撃も大きいであろうと思われる。極ひどいところは直したという情報は得ていたが、いざ行ってみるとオリンピックの為に手を加えると言うよりも、何百年と続く街並みを大切にし街の趣を優先したのであろう。ここらへんもイギリスらしいところではないだろうか。
18時ジャパンハウスにて当日の調査の総括。